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子供の病気には、様々なものがあり、中には、未だに原因が解明されていない病気も多数あります。その中の1つに、「川崎病」という病気があります。その病名を、聞いたこともないという人も、いるかもしれません。

川崎病は、1967年、当時の日本赤十字病院の川崎富作医師が、最初に報告したことから、この名前が付けられた病気です。川崎病は、日本人や韓国人など、アジア系の人に多く見られる病気です。1才前後から5才頃までの子供に多く発症するとされています。男の子の方が、発症率はやや高く、再発することもあります。他人に感染する病気ではありません。

症状としては、以下のようなことがあります。

・39度以上の高熱が5日以上続く
・体のあちこちに発疹が出る
・手や足がパンパンにはれる
・白目が充血する
・唇が赤くなり、舌にもいちごのような赤いプツプツができる
・首のリンパ節がはれて、触ると痛がる

これらの症状は、通常、1、2週間で治まり、次に、手足の指の皮がむけてきます。注意したいのは、後遺症です。心臓に障害が残ってしまうという場合があったり、ごくまれにですが、心臓冠状動脈瘤が起きて、突然死してしまったりする場合があります。入院治療が必要とされ、心臓の後遺症を防ぐために、アスピリンなどを服用する必要があります。

「突然死」と聞くと、恐ろしくなってしまうと思います。しかし、現在では、後遺症の検査方法や治療法も検討され、以前ほど怖い病気ではなくなっています。川崎病にかかっても、慌てることなく、信頼できる病院で治療して、退院後も定期的に検査を受けるようにしましょう。

肺炎とは、息を吸った時に、肺炎の菌が、気管支の先端の肺胞にまで到達してしまい、炎症を起こしている状態のことをいいます。老人がかかると、死に至ることのある、怖い病気として知られています。しかし、幼い子供がかかった時にも、注意が必要です。

「肺炎」には、細菌性のものや、ウイルス性のものなど、さまざま種類のものがあります。子供に特に多い肺炎は、「マイコプラズマ肺炎」です。マイコプラズマ肺炎とは、マイコプラズマ・ニューモニエという病原体に感染することで引き起こされる肺炎で、5歳~10歳の子供に多く見られる病気です。

症状は、発熱やせきです。他の肺炎と比較すると、軽症で済みます。発熱は、高熱が1週間近く出る場合もありますが、発熱しないという場合もあるようです。せきは、長く続きます。初めは、乾いたせきですが、次第に、たんが絡んだせきに変化していきます。くしゃみや咳で感染します。ですから、園や学校などで流行したり、家族の間でも感染したりしやすい病気です。手洗いやうがいをして、予防を徹底しましょう。

細菌性の肺炎も、乳幼児に多い肺炎です。細菌性肺炎は、肺炎球菌や、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、溶連菌などの細菌に感染することによって、引き起こされる肺炎です。普通の風邪をひいていたり、インフルエンザに感染したりしている場合には、細菌に二次感染することで起こるという場合が多いようです。重症になると、あえぐように、苦しそうになり、呼吸困難になってしまうことがあります。顔色が悪いような場合には、すぐに病院で受診するようにしましょう。

クラミジア肺炎は、6ヶ月までの赤ちゃんに特有の肺炎です。クラミジア肺炎とは、母親が、クラミジアに感染している場合、生まれるときに産道感染することによって起こる肺炎です。また、鳥からも感染することがあります。ペットとして飼っている鳥が、クラミジア病原体をもっていると、赤ちゃんにうつってしまうことがあります。軽いせきから始まりますが、次第にひどくなっていきます。そして、ゼィゼィと呼吸が苦しそうになってしまいます。熱は、微熱程度で、結膜炎を起こして、目やにが出るのが特徴です。抗生物質で治療が可能ですので、赤ちゃんの咳が気になるという場合には、早めに受診するようにしましょう。

子供が発熱したときは、まず、風邪を疑うと思います。しかし、鼻水やせきなど、一般的な風邪の症状がないのに、発熱があるというときには、尿路感染症を疑う必要があります。

尿の通り道である腎臓、尿管、膀胱、尿道等に、大腸菌などの細菌が感染して、炎症を起こすという病気が、尿路感染症です。炎症を起こした場所によって、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎などと呼ばれます。しかし、赤ちゃんの場合は、感染した場所を特定できないことも多く、まとめて、尿路感染症と呼ばれています。大人や子供の膀胱炎には、排尿をした時の痛み、残尿感、腎盂腎炎には、腰痛や高熱がありますが、乳幼児の尿路感染症には、はっきりした症状がありません。風邪の症状がなく、原因不明の発熱が続く場合は、尿路感染症を疑い、なるべく早めに、診察を受けるようにしましょう。

病院では、尿検査を受けることになると思います。ただし、赤ちゃんの場合、尿をとるのはなかなか難しいでしょう。その場合は、おちんちんや外陰部に、専用のパックを貼っておきます。そして、おしっこをするのを待つということになります。

尿路感染症になっている場合は、尿にたくさんの細菌や、白血球が発見されます。そして、原因となった細菌に、効果のある抗生物質を使って治療すれば、1週間以内には治まります。しかし、尿路感染症に気づかずにいると、敗血症や髄膜炎といった、重症の病気になってしまう危険性もあります。ですから、早期に発見してあげることが大切です。

家庭での予防法としては、水分を多くとること、おしっこを我慢させないこと等があります。女の子の場合は、排尿後の、ふき方にも注意しましょう。気をつけましょう。必ず、前から後ろへ、菌を入れないようにという気持ちで、綺麗にしてあげることが大切です。

「溶連菌」を、ご存知でしょうか。溶連菌とは、「溶血性連鎖球菌」を略した呼び方です。溶血性連鎖球菌が、喉などに感染して起こる病気を、まとめて溶連菌感染症と呼んでいます。

赤ちゃんがかかることは少ないです。幼児から小学生くらいの子供の間で、流行しやすい病気です。症状としては、喉の痛みと、38度以上の高熱があり、普通の風邪のような咳や鼻水などはありません。喉が真っ赤にはれて、1、2日たつと、全身に赤い発疹が出てきます。舌にも発疹ができて、いちごのように赤くなるのが特徴です。

以前は、「猩紅(しょうこう)熱」と呼ばれていました。伝染病の扱いをされていた病気ですが、現在では、抗生物質が開発されて、薬で治るようになりました。そのため、伝染病のような扱いはされなくなりました。

ペニシリンなどの抗生物質を服用すれば、数日で回復してきます。しかし、症状が良くなったからといって、油断は禁物です。溶連菌感染症は、抗生物質でしっかり対処しておかないと、腎炎、リウマチ熱、紫斑病などの合併症が心配される病気です。医師の指示のもと、薬は10日ほど、場合によっては、2週間程度は、きちんと服用するようにしましょう。治ったからといって、勝手に服用をやめないよう、注意してください。

また、たいていの場合、病院では、腎炎などの合併症をチェックするために、尿検査を行いますので、これも必ず受けるようにしましょう。普段から尿の色や量をチェックしておくのも、大切なことです。溶連菌感染症にかかってから、尿の色が濃い、量が少ないなどと感じたときには、再度受診してみるようにしてください。

「クループ症候群」という病気があります。これは、冬に多い子供の病気です。別名を、「急性喉頭炎」ともいいます。この病気は、喉の奥の、声帯のある部分が、炎症を起こして腫れ、空気の通り道を塞いでしまうというものです。ウィルス性のものの場合は、生後6ヶ月~3才くらいの子供に多く発症し、細菌性のものは、3才~6才くらいに子供に多いという傾向があります。また、ウィルス性のものの方が、軽症で済むことが多いようです。

最初は、普通の風邪のような症状です。発熱、咳、鼻水などが、2、3日続いた後、犬がほえるような、「バウバウ」という咳が出るようになり、声が枯れてきます。さらに、ひどくなってくると、首の下や胸がへこんでしまうほど、苦しい呼吸困難の状態になっていきます。特に、夜に悪化する傾向があります。クループ症候群に感染している時は、夜間でも、すぐに病院に行けるよう、注意しておきましょう。窒息してしまうこともあるので、様子がおかしいなと感じたときは、すぐに病院で受診するようにしてください。

通常は、4日から1週間程度で回復します。自宅におけるケアとしては、通常の風邪の時と同じです。咳が多い病気なので、水分をしっかり与えるようにします。加湿器などを使って、喉の負担を少なくしてあげましょう。刺激の強い食べ物は、咳を誘発してしまうので、避けた方が良いです。冷たい食べ物や、空気もよくありません。喉に刺激を与えないように、注意してあげることが大切です。また、大泣きしたりすると、喉の安静を保つことができずに、症状が悪化してしまう場合があります。できるだけ、安静を保つことができるよう、気をつけてあげてください。

「腸重積」という病気をご存知でしょうか。腸重積は、生後4ヶ月から2歳ごろまでの子供に多い病気です。原因は明らかにはなっていませんが、腸重責を起こした子供からは、風邪の症状を起こすアデノウィルス、または、下痢の原因になるロタウィルスなどが検出されることがあります。このため、ウィルス感染が原因ではないかと考えられています。腸重積は、突然、腸の一部が腸の中に入り込んでしまい、めり込んだ腸が締め付けられて、通過障害や血行障害を起こす病気です。そして、時間がたつと、その部分が壊死を起こしてしまいます。

腸重積の症状は、激しい腹痛が起こります。そのため、突然ひきつけるように泣き叫びます。顔面蒼白になったり、嘔吐したりすることもあります。周りの人はびっくりしてしまうと思いますが、痛みは2、3分で治まり、すぐに、ケロッとして何事もなかったかのようになります。しかし、再び腹痛におそわれ、泣き叫びます。これを、30分ほど繰り返します。また、血便が出るのも特徴的な症状です。初めは、うんちに少量の血が混じる程度です。しかし、しだいに、血の量が増えていきます。ケチャップのような血便が出ることもあります。

腸重積は、発病してから、24時間以内であれば、肛門から造影剤や空気などを注入する高圧浣腸をすることで、ほとんどの場合、治ります。しかし、発病から24時間以上たってしまっている場合、または、重症の場合には、手術が必要になることもあります。また、腸重責を起こした赤ちゃんのうち、10人に1人が再発する可能性が高いと言われています。

腸重責の治療のためには、何と言っても、早期発見が重要です。腸重責の腹痛は、普通の腹痛とはくらべものにならない程の痛みです。突然、のたうちまわって腹痛を訴えたり、繰り返し泣くようなことがあれば、大至急、病院に連れていくようにしてください。

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